ホワイトデー:日本から生まれた甘い伝統の由来

毎年3月14日、東アジア全域で数百万人がホワイトデーを祝います。バレンタインデーに女性からプレゼントをもらった男性がお返しをする日として知られていますが、実はこの伝統の始まりは1970年代の日本にあります。
 
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ホワイトデー41周年を祝う石村萬盛堂

一通の手紙から始まった国民的行事

1977年、福岡の老舗菓子店「石村萬盛堂」の幹部が、ある女性誌に掲載された読者の手紙を目にしました。その手紙には、バレンタインデーに女性がチョコレートを贈るのに男性からは何ももらえないという不満が書かれていました。「ハンカチでも、キャンディでも、マシュマロでもいいから何かくれない?」
この手紙にインスピレーションを受けた石村萬盛堂は、チョコレートを包んだマシュマロペーストという新しいお菓子を開発。バレンタインデーのちょうど1ヶ月後の3月14日を「マシュマロデー」と名付け、男性が白いお菓子でお返しをする文化を提案しました。

マシュマロデーからホワイトデーへ

当初、マシュマロデーは大きな注目を集めることができませんでした。7~8年ほどニッチなイベントにとどまっていましたが、1978年に全国飴菓子工業協同組合が「ホワイトデー委員会」を組織。2年間の準備期間を経て1980年、百貨店やラジオ広告を通じた大規模キャンペーンとともに正式にホワイトデーが始まりました。
「ホワイト」という名前は、純粋さと甘さを象徴する白い色に由来しています。興味深いことに、「クッキーデー」も有力な名前候補だったそうです。時が経つにつれて、プレゼントの範囲もマシュマロからホワイトチョコレート、クッキー、キャンディ、ジュエリー、ブランドアクセサリーまで広がりました。

アジア全域に広がった伝統

日本から始まったホワイトデーは、韓国、台湾、中国、香港、ベトナム、シンガポール、マレーシアなどに急速に広まりました。各国それぞれの色を加えており、韓国ではキャンディが代表的なプレゼントとなりました。日本では「三倍返し」という慣習があり、もらったプレゼントの2~3倍の価値でお返しをするのが一般的です。
興味深いことに、欧米にはホワイトデーが存在しません。ヨーロッパや北米ではバレンタインデーにお互いプレゼントを交換するため、別のお返しの日は必要ないのです。

ホワイトデーを支えた「お返し」文化

ホワイトデーが日本で定着した背景には、「お返し(おかえし)」という日本独自の文化があります。お返しとは、贈り物を受け取ったら必ず感謝と敬意を込めて相手にお返しをするという習慣です。共同体の調和を重んじ、円滑な人間関係を大切にする日本社会において、この文化がホワイトデーを特別な日として根付かせました。
非営利団体アジア・ソサエティのサワコ・ヒダカ代表は「お返し文化が深く根付いているため、人々はホワイトデーの商品をほぼ強制的に購入するような状態だった」と語っています。一方で、カリフォルニア大学のセツ・シゲマツ教授は「物々交換のようなお返し文化には誤解もつきもの。贈り物のやり取りがロマンスと義務の境界を曖昧にしてしまった」と指摘しています。

プレゼントに込められた隠された意味

日本では、ホワイトデーのプレゼントの種類によって特別なメッセージが込められています。キャンディはロマンチックな関心、クッキーは友情、マカロンは「特別な友人」を意味します。そして皓肉なことに、すべての始まりだったマシュマロは、現在では拒絶や無関心を意味するようになってしまいました。

現代のホワイトデー

ホワイトデーは今も日本だけで年間数億ドル規模の商業イベントですが、近年は少しずつ変化が見られます。義理チョコの減少、ジェンダー意識の変化、リモートワークの拡大などが影響し、伝統的な形が少しずつ変わりつつあります。最近は性別に関係なくお互いプレゼントを交換するカップルも増えています。

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