海外駐在の家族に「温かいもの」を贈りたい。荷物より先に考えてよかったこと(2026年10月)
公開日: 2026年10月7日
朝晩の空気が、すっと冷たくなってきましたね。
お味噌汁の湯気にほっとする季節になると、私はふと、遠くにいる家族のことを思い出します。仕事の都合で海外に暮らしている妹や、転勤についていった友人たちです。
こんなことを考えたことはありませんか。
「向こうはもっと寒いはず。何か温かいものを届けてあげたいな」
2026年10月7日の今日から数えると、クリスマスまであと80日ほどです。まだ先のようで、国際便で何かを送ろうとすると、意外と時間の余裕はありません。この記事では、海外駐在の家族に「温かい気持ち」を届けるとき、私が先に考えておいてよかったことをまとめてみます。
数年前、段ボールが届いたのは年明けでした
数年前の冬、海外に引っ越した叔母へ、お菓子やカイロ、手編みのマフラーを段ボールに詰めて送ったことがあります。
選んでいる時間は、とても楽しかったです。「これは好きだったかな」「これは重いかな」と、荷造りしながらずっと叔母の顔を思い浮かべていました。
けれど、着いたのは年が明けてからでした。
しかも、お菓子の一部は食品の持ち込み規制で受け取れなかったと、あとから聞きました。マフラーは無事に届いて、叔母は電話で「あったかいよ」と笑ってくれました。それでも私は、少しだけ胸がちくっとしたのを覚えています。
気持ちはちゃんと届いた。ただ、もう少し身軽に、もう少し早く届けられたかもしれない、と思ったのです。
荷物で送るときに、ひっかかりやすいところ
荷物には荷物の良さがあります。手触りがあって、開ける瞬間のわくわくがあって、日本のものが手元にある安心感があります。ただ、海外の家族に送るなら、先に知っておきたいことがいくつかあります。
日数は、思っているより読みにくいです
国際郵便は、国や時期によって届くまでの日数が変わります。年末が近づくと、荷物が増えて遅れやすくなります。「クリスマスに間に合わせたい」と思うなら、早めの手配が大切です。
送れないものがあります
食品や薬、液体のものは、国によって持ち込みのルールが違います。「日本で普通に買えるものだから大丈夫」とは、なかなか言えません。送る前に、相手の国のルールを調べておく必要があります。
受け取る側にも手間があります
不在票、再配達の連絡、関税の確認。駐在中の家族は、仕事や子どもの学校で忙しいことが多いです。贈りものが「ちょっとした宿題」になってしまうのは、避けたいですよね。
荷物がだめだと言いたいわけではありません。ただ、「温かい気持ち」を届けるのに、荷物だけが唯一の方法ではない、ということです。
「温かい」を、現地で受け取れる形にしてみる
そこで最近、私が選択肢に入れているのがデジタルのギフトカードです。
たとえば、妹の家族がアメリカに駐在しているとします。寒くなってきた朝に、近所のカフェで温かい飲み物を買えたらどうでしょう。ふだんは節約している子どもたちが、帰り道にココアを選べたらどうでしょう。
そういう場面に使えるのが、スターバックスのようなカードです。アメリカ向けなら、US$50のスターバックスのギフトカードがあります。ちょうどよい金額のものとして、家族で何度かに分けて楽しめます。
ほかにも、日用品や本、子どもの文房具までまとめて選べるAmazonのカード(US$20やUS$25、US$30など)もあります。
いちばん大切なのは「どこの国のカードか」です
ここだけは、はっきりお伝えしておきたいです。
ギフトカードは、使える国が決まっています。贈るカードは、日本ではなく、受け取る家族が暮らしている国のものを選びます。
日本のAmazonのカードを、アメリカにいる家族に贈っても、使うことはできません。「次に帰国したときに使えるから」と言っても、それは贈りものの価値を少し下げてしまいます。
駐在先がアメリカならアメリカのカード、カナダならカナダのカード、オーストラリアならオーストラリアのカードです。当たり前のようで、うっかりしやすいところなので、最初に確認してください。
送料も関税もかからない、というのは地味にうれしいです
デジタルのギフトカードなら、追加の送料はかかりません。関税の心配もありません。
届くまで何日もかかることも、不在票を気にすることもありません。メッセージを添えて贈れば、その日のうちに家族のスマートフォンに届きます。
海外にいる人へ、現地で使えるデジタルギフトを贈れるサービスの一つに、ソーダギフトもあります。
金額と、添える一言について
「いくらくらいがいいかな」は、いちばん悩むところですよね。
私は、相手が気をつかわずに受け取れる金額がいいと思っています。たとえば、飲み物と軽食を何回か楽しめる程度、というイメージです。大きすぎると、かえって「お返しをしなきゃ」と相手に負担をかけてしまいます。
そして、金額よりも大切なのは、添える一言だと思っています。
- 「寒くなってきたね。朝のコーヒー代にしてね」
- 「子どもたちと、温かいココアでも飲んでね」
- 「仕事おつかれさま。ちょっとひと息ついてね」
長い言葉はいりません。「あなたのことを考えていたよ」が伝われば、それで十分です。
遠くにいるからこそ、小さな気づかいが沁みるものです。私も叔母に電話で「あったかいよ」と言ってもらえたとき、うれしかったのは、マフラーの毛糸そのものよりも、その一言でした。
贈るタイミングは、特別な日じゃなくてもいいと思います
クリスマスや年末年始は、たしかにきっかけになります。ただ、それだけを待たなくてもいいのではないでしょうか。
ハロウィンの週に「子どもたちは楽しんでる?」と添えて贈るのもいいですし、仕事が一段落する時期に「おつかれさま」と贈るのもいいです。
駐在の家族は、日本を離れて頑張っていることを、きっとどこかで気にしています。「思い出してもらえた」と感じられることが、何よりの温かさだと私は思います。
今日できる、小さな一歩
最後に、今日からできることを一つだけ。
まず、家族に「いま、どのあたりに住んでる?」「近くにどんなお店がある?」と、メッセージで聞いてみてください。
贈りものの相談というより、世間話のつもりで大丈夫です。返ってきた答えの中に、相手が好きな店や、ふだんよく使っているものが、きっと見つかります。
そこから選べば、「ちゃんと自分のことを見てくれてる」と伝わる贈りものになります。
寒い季節に、遠くにいる誰かのことを思い浮かべる時間は、それだけで少し温かいですね。
その気持ちが、真っ直ぐに届きますように。