遠くの家族に「ありがとう」を言うタイミングを、私は9月に見つけた

notion image

遠くの家族に「ありがとう」を言うタイミングを、私は9月に見つけた

*公開日: 2026年9月3日*
2026年9月、こんにちは。
もう9月なんですね。少し前まで暑い暑いと言っていたのに、気づけばもう季節の変わり目です。
私事ですが、うちの母は今、アメリカに住む姉のところに時々顔を出しながら暮らしています。姉が向こうで暮らし始めて、もう5年になるでしょうか。最初のころは、離れて暮らすということがこんなに「連絡のタイミング」に悩むものだとは思っていませんでした。
誕生日でもない。記念日でもない。母の日でも父の日でもない。
そういう「特に理由のない日」に、ふと連絡をしたくなることってありますよね。でも、いざ贈り物を、となると「え、今送る理由って何だろう」と、こちらが立ち止まってしまう。
そんなとき、私はアメリカのカレンダーをちょっと覗いてみることにしています。

9月のアメリカには、意外と「家族の日」がある

notion image
調べてみると、9月13日は「National Grandparents Day(祖父母の日)」というのが、アメリカにはあるんですね。
1978年にカーター元大統領が制定したそうで、レイバーデー(9月の第一月曜日、今年は9月7日です)の次の日曜日と決まっているとのこと。日本ではあまり馴染みがない記念日ですが、アメリカで暮らす家族がいる人にとっては、実は使い勝手のいい「口実」になります。
そういえば、私が姉に「9月って祖父母の日があるんだって」と伝えたとき、姉は「あ、そういえば向こうの友達がそんな話してた」と言っていました。現地に住んでいても、意外とスルーしがちな記念日なんですよね。
でも、だからこそいいのかもしれません。
母の日や父の日のように「送らなきゃ」というプレッシャーがない。だからこそ、こちらから軽やかに「思い出したよ」と伝えられる。そんな日だと思うんです。

「特別な日じゃないのに贈る」ことの意味

うちの母がよく言うことがあります。
「誕生日に何かもらうのは嬉しいけど、"なんでもない日"にもらう方が、なんだか泣きそうになる」
わかる気がします。誕生日や記念日は、贈る側も準備の時間がある。でも「なんでもない日」に届くものは、相手が「あ、私のことをふと思い出してくれたんだ」と感じる。そこに、距離を超えた温度みたいなものがある気がするんですよね。
離れて暮らす家族との関係って、大きなイベントだけで成り立っているわけじゃないと思うんです。むしろ、そういう小さな「ふと思い出した瞬間」の積み重ねの方が、心の距離を縮めてくれる。
祖父母の日、敬老の日、そういう「日本にはあってアメリカにはない」「アメリカにはあって日本にはない」記念日を知っておくと、贈るきっかけがぐっと増えます。

実際にどう贈るか、という現実的な話

気持ちはあっても、実際に「海外にいる家族に何かを届ける」となると、ハードルを感じる方も多いと思います。
notion image
私も最初は、国際便で何か物を送ろうと考えていました。でも、送料が想像以上にかかったり、届くまでに2週間以上かかったり、関税の心配をしたりと、なかなか腰が重くなってしまう。特に「なんでもない日」にそこまでの手間をかけるのは、正直ちょっと大変です。
そこで最近増えているのが、デジタルで完結するギフトという選択肢です。
アメリカに住む家族であれば、現地のAmazonギフトカードやスターバックスのギフトカードなど、向こうで実際に使えるものを選ぶのがポイントです。日本のAmazonのギフトカードを送ってしまうと、アメリカでは使えないので注意が必要なんですよね。これ、意外と見落としがちなポイントだったりします。
私自身、姉に何か送ろうとしたとき、うっかり日本のカードを検討しかけたことがありました。「あ、これアメリカで使えないやつだ」と気づいて、慌てて調べ直した記憶があります。贈る側の気持ちだけが先走ると、こういう見落としが起きやすいので、少し気をつけたいところです。
海外の家族に送金やギフトを届けるサービスの一つに、ソーダギフトのようなものもあります。スマホひとつで、相手の国で使えるギフトカードをすぐに選んで送れるので、こういう「なんでもない日」の贈り物にはちょうどいいのかもしれません。

留学生の子どもを持つ親御さんにも

これは家族全般に言えることですが、留学中のお子さんがいる方にも同じことが言えると思います。
仕送りは仕送りとして必要だけれど、それとは別に「ちょっとしたご褒美」を届けたいとき、現地で使えるカフェのギフトカードなどは喜ばれやすいです。生活費とは違う、気持ちの部分に届くものというか。
留学生活は思った以上に孤独を感じる瞬間があるようで、私の知人の子どもも「勉強で疲れたときに、日本からギフトカードが届いて、カフェでちょっと贅沢したら元気が出た」と話していたそうです。お金そのものより、「思い出してくれた」という事実の方が効くのかもしれません。

おわりに

大きな記念日だけが、家族への気持ちを伝えるタイミングではないと思います。
9月の祖父母の日のような、普段あまり意識しない記念日を知っておくこと。それだけで、離れて暮らす家族に連絡する「きっかけ」がひとつ増えます。
もし今、心のどこかで「最近ちゃんと連絡できてないな」と思う相手がいるなら。特別な理由がなくても、今日、ちょっとしたメッセージと共に、何かを贈ってみるのもいいかもしれません。
きっと、思っている以上に喜んでもらえるはずです。