贈られたお花を長く楽しむ7つの習慣

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きれいな花束をもらった日は、それだけで気分が華やぎます。ただ、数日たつと花びらがしおれ、うつむいてしまうのが少しさびしいところ。実は、切り花が早くしおれるかどうかは運ではなく、受け取った直後のちょっとした習慣で決まります。
花屋さんがよく口にする言葉があります。「切り花は、水を飲む植物」だと。茎が水をしっかり吸えるように手伝い、その水をきれいに保ってあげれば、同じ花束でも数日は長くもちます。むずかしいことはありません。もらったその日に5分だけ手をかければ十分です。
おうちに届いた花束を前に、次の順番で試してみましょう。

1. ラッピングとビニールは早めに外す

ギフト用の花束はきれいに包まれていますが、そのビニールや紙が花を蒸れさせてしまいます。内側に湿気がこもると、花びらや茎が傷みやすくなります。持ち帰ったら、外側のラッピングとビニールは比較的早めに外して、花を呼吸させてあげましょう。
ただし、花束の形そのままで飾って楽しみたいときは、茎を束ねたリボンまで今すぐほどく必要はありません。外側のビニールを取り除くだけで十分です。

2. 茎の先を斜めに切る

花を水に挿す前に、茎の先を1〜2cmほど切ります。このとき、まっすぐではなく斜めに切るのがポイントです。
斜めに切ると水に触れる断面が広がり、水をより吸い上げやすくなります。茎の先が花瓶の底に平らに張りついて、水の通り道がふさがるのも防げます。できれば、よく切れるハサミやナイフで一度にすっと切るのがおすすめです。

3. 水に浸かる下のほうの葉は取り除く

花を挿したときに水面より下になる葉は、あらかじめ取り除きます。葉が水に浸かったままだとすぐに傷んで腐り、水の中で雑菌が一気に増えます。すると、茎が水を吸い上げる通り道までふさがってしまいます。
水面より上に出る葉は、そのままで構いません。水中につかる葉だけ整えてあげれば大丈夫です。

4. きれいな水を使い、こまめに替える

花を長もちさせるうえでいちばん大切なのは、意外にも水の状態です。
  • 花を挿す前に、花瓶をよく洗います。前に使ったときの水あかやぬめりが残っていると、雑菌の温床になります。
  • 水は毎日、少なくとも二日に一度は新しいものに替えます。
  • 水を替えるたびに、茎の先を少しずつまた斜めに切ってあげると、なお良いです。
水がにごったり、生ぐさいにおいがしてきたら、それは替えどきのサインです。

5. 直射日光・暖房・エアコンの風を避ける

花は、涼しくて落ち着いた場所を好みます。
  • 窓辺の直射日光は、花を早く疲れさせます。
  • ヒーターや暖房器具のそばの暖かい空気も向きません。
  • エアコンや扇風機の風が直接あたる場所も避けましょう。風は花の水分をすばやく奪っていきます。
家の中で比較的すずしく、風が直接あたらない場所に置くと、花はぐんと長もちします。

6. 果物のそばに置かない

意外と見落としがちなポイントです。りんごやバナナなどの果物は、熟すときにエチレンというガスを出します。このガスが、花を早くしおれさせてしまうのです。
テーブルの上の果物かごの横に花瓶を置くのは避けたほうが無難です。花と果物は、たがいに少し離して置きましょう。

7. 同梱の栄養剤(切り花延命剤)があれば使う

花束に、小さな栄養剤の袋が一緒に入っていることがあります。いわゆる「切り花延命剤」で、茎が水を吸い上げるのを助け、同時に雑菌の繁殖もおさえてくれます。
袋があれば捨てずに、水に溶かして使いましょう。袋に書かれた分量を水に溶かすだけで大丈夫です。

ひと目でわかる要約: ラッピングを外す → 茎を斜めに切る → 下の葉を取る → きれいな水 → 涼しい場所に置く。
贈られたお花は、贈ってくれた人の気持ちそのものでもあります。届いたその日に少し手をかけてあげれば、その気持ちをもう一週間、そばに置いて眺めることができます。いま手元に花束があるなら、しおれてしまう前に、ひと手間かけてみてくださいね。