カナダのサンクスギビングまであと4日。ホストファミリーに、日本から「ありがとう」を届けたくなったら

notion image

カナダのサンクスギビングまであと4日。ホストファミリーに、日本から「ありがとう」を届けたくなったら

公開日: 2026年10月8日
2026年10月8日、今日の時点で、カナダのサンクスギビングまであと4日です。今年は10月12日の月曜日。ちょうど連休の真ん中にあたります。
カナダに暮らす友人や、昔お世話になったホストファミリーのSNSに、少しずつカボチャやターキーの写真が流れてくる頃ですね。そんな投稿を眺めていると、ふと「私も何か贈りたいな」と思う方がいるのではないでしょうか。
けれど、いざ贈ろうとすると、手が止まってしまいます。荷物は間に合うのか、何を選べば相手の負担にならないのか。この記事では、そんなときに私が考えたことを順番に書いてみます。

サンクスギビングは「ありがとう」を言う日

notion image
アメリカでは11月の第4木曜日(2026年は11月26日)ですが、カナダは10月の第2月曜日です。秋の収穫に感謝して、家族や親しい人が集まり、ごちそうを囲む日とされています。
テーブルにはローストしたターキー、マッシュポテト、パンプキンパイ。日本のお正月に少し似ているかもしれません。
私が面白いなと思うのは、クリスマスのように「プレゼントを贈り合う日」ではないところです。贈り物の主役はあくまで食事と時間で、その中心にあるのが「感謝」です。
だから、日本から「いつもありがとう」と一言届くだけで、相手にはとても自然に響きます。立派なものを用意しなくていいんです。「あなたのことを思い出しました」という小さな合図で、十分に気持ちは伝わります。

日本から贈るとき、ひっかかりやすいところ

カナダにいる人へ何かを贈ろうとして、よく迷うのはこんな点です。
  • 国際郵便は日数が読みにくい。 連休前の4日間では、正直なところ心もとないですよね。
  • 食べ物は入国時のルールがある。 日本のお菓子やお茶は定番ですが、品目によって制限があります。送る前の確認が必要です。
  • 関税や手続きの手間がかかることがある。 受け取る側の負担になってしまうのは避けたいところです。
  • 相手の好みが、いまひとつ分からない。 長く会っていないと、なおさらですね。
こうして並べてみると、「物を送る」ことそのものより、「相手に気をつかわせずに届ける」ことが一番むずかしいのだと気づきます。

「その国で使えるデジタルギフト」という選択肢

notion image
そこで考えたいのが、デジタルギフトです。物が国境を越えないので、配送の日数や関税の心配がありません。
ひとつだけ、大事な注意点があります。使えるのは、受け取る方が暮らしている国のものに限られるということです。
たとえば、日本のお店でしか使えないギフトカードを、カナダにいる人に贈っても使えません。「次に帰国したときにどうぞ」というのも、贈り物としては少し切ないですよね。贈るなら、相手の生活圏で本当に使えるものを選ぶのが一番です。
では何を選ぶか。ブランド名で悩むより、相手の日常を思い浮かべるのが近道です。
  • 毎朝コーヒーを飲む人には、近所のカフェで使えるもの
  • 料理が好きな人には、スーパーや食料品の買い物に使えるもの
  • 本が好きな人には、書店で使えるもの
  • 子どもがいる家庭には、家族で外食できるもの
金額は、コーヒー数杯から、家族でのささやかなディナー1回分くらいが気楽です。高すぎると相手が恐縮してしまいます。「ほんの気持ちです」とちょうど言える金額が、サンクスギビングにはよく似合う気がします。
海外にいる人へ、現地で使えるデジタルギフトを贈れるサービスの一つに、ソーダギフト(SodaGift)があります。ただ、対応している国やブランドはサービスごとに違います。贈る前に、相手の国で使えるかどうかを必ず確かめてくださいね。

短いメッセージを添えるだけで、贈り物はぐっと温かくなる

ギフトそのものより、実は一緒に添える一言のほうが、相手の心に残ることも多いです。
英語に自信がなくても大丈夫です。短くて、素直な言葉がいちばん伝わります。
Happy Thanksgiving!
Thank you for always being so kind to me.
I hope you have a warm and relaxing long weekend with your family.
ホームステイ先に宛てるなら、こんな一文もすてきです。
I still remember the dinners we had together. I miss them very much.
私の友人はカナダに留学していたとき、ホストファミリーのサンクスギビングディナーに混ぜてもらったそうです。帰国して何年も経った今も、毎年10月になると「あの食卓が恋しい」と話します。
日本から届く小さな連絡は、あの食卓にもう一度座らせてもらうようなものかもしれません。

当日までの、小さな段取り

notion image
あと4日。慌てなくても、次の流れで十分間に合います。
  1. 誰に贈るかを決める。 今年は一人だけ、と絞るのがおすすめです。
  2. 相手の暮らしを思い浮かべて、使える場所を選ぶ。 カフェ、スーパー、書店など、毎日の中にあるお店が喜ばれます。
  3. メッセージを書く。 上の例文を、自分の言葉に少し変えるだけでも十分です。
  4. 時差を考えて、届くタイミングを決める。 東部の都市だと、日本との時差は13時間ほどです。日本の夜に送れば、あちらは朝か昼。連休の朝に、ちょうどよく届きます。
もし贈り物まで手が回らなくても、気にしなくて大丈夫です。「Happy Thanksgiving」とメッセージを送るだけで、その人の連休が少しやわらかくなると思います。

結びに

遠くにいる人に何かを贈るというのは、物を動かすことではなく、「あなたを思っています」を届けることなんですよね。
10月12日の食卓に、日本からのひとことが、そっと加わりますように。まずは今日、誰に「ありがとう」を伝えたいか、ゆっくり思い浮かべてみてください。