アメリカの家族に贈る、仕送り以外の気持ち
*公開日: 2026年7月17日*
2026年、もう7月も半ばですね。
うちの娘はアメリカの大学に通っていて、もう2年になります。月々の仕送りは決まった額を、決まった日に。それはもう「作業」みたいになっていて、正直、そこに気持ちが乗っているかというと、少し違う気がしていました。
先週、娘とビデオ通話をしていたときのことです。「最近、勉強もバイトも忙しくて」と言いながら、画面越しの顔が少し疲れているように見えました。仕送りは届いている。生活はできている。でも、それとは別に「頑張ってるね」って、ちゃんと伝えたい瞬間ってありますよね。
そのとき思ったんです。仕送りは仕送り、気持ちは気持ち。分けて届けてもいいのかもしれません。留学生の親として、仕送りとは別のかたちで海外にいる家族にプレゼントを送る方法を、あらためて考えてみることにしました。
「送金」と「贈り物」は、実は別のもの
仕送りって、どうしても事務的になりがちです。銀行口座に振り込んで、それで完了。もちろんそれは大事な役割を果たしているんですけど、そこに「おめでとう」とか「お疲れさま」みたいな温度は乗りにくい。
私自身、母から仕送りをもらっていた学生時代を思い出すと、口座に数字が増えているのを見て「ああ、助かるな」とは思っても、母の顔は浮かびませんでした。逆に、誕生日に届いた小さな小包の方が、ずっと記憶に残っています。
だから最近は、月々の仕送りとは別に、何か「これは気持ちですよ」とわかる形のものを、たまに送るようにしています。留学生への仕送りにギフトカードを一枚添えるだけでも、届いたときの印象はけっこう変わるでしょう。
アメリカにいる娘には、アメリカで使えるものを
ここでひとつ、失敗した経験があります。
去年、日本のアマゾンギフト券を娘に送ってしまったことがあるんです。「帰国したときに使えばいいか」くらいの軽い気持ちだったんですけど、娘からは「これ、こっちでは使えないよ」と苦笑いされてしまいました。当たり前ですよね。娘が住んでいるのはアメリカ。日本円のギフト券は、日本のアマゾンでしか使えません。
それ以来、気をつけているのは「贈る相手が、今どこで暮らしているか」を基準にすることです。娘がアメリカに住んでいるなら、アメリカで使えるもの。それだけのシンプルな話なんですけど、意外と忘れがちなんですよね。「日本から送るから、日本のもの」と考えてしまいがちで。
具体的には、娘が好きなスターバックスのアメリカ版ギフトカードや、Amazon.com(アメリカ版)のギフトカードを選ぶようになりました。キャンパス内にもスターバックスがあって、勉強の合間にふらっと立ち寄るのが娘の息抜きらしいので、「今度のコーヒーは私から」という気持ちで送っています。アメリカにギフトカードを送るときは、日本版と間違えないことだけ、いつも確認しています。
海外ギフトカードの送り方は、意外とシンプル
留学中の子どもに何かを送るとなると、国際郵便のことをまず考えてしまいますよね。手続きが煩雑だったり、届くまでに時間がかかったり、関税の心配があったり。
でも実は、海外ギフトカードの送り方は思っているよりシンプルです。メールアドレス宛てに手配できるサービスもあり、ソーダギフトもその一つです。国境をまたぐ贈り物でも、住所を書いたり郵便局に並んだりする手間がないのは、正直助かります。
娘の誕生日はまだ先ですが、忙しさで疲れが見えたあの日、「頑張ってるね」の気持ちを込めて、その場でぱっと送れる手段があるというのは、思っていた以上に心強いものでした。届くのを待つ数日間のもどかしさがない、というのも大きな違いです。
金額よりも、タイミングを大事にしたい
正直なところ、金額はそんなに大きくなくていいと思っています。$20のギフトカードでも、$50でも、伝わるものはそんなに変わらない気がしていて。それよりも「今このタイミングで送る」ということの方が、ずっと意味を持つのかもしれません。
期末試験の前とか、バイトのシフトがきつそうな週とか、なんでもない火曜日とか。特別な日じゃなくていいんです。むしろ特別な日じゃないからこそ、「見てるよ」という感じが伝わるでしょう。
お中元の時期でもあるので、日本にいる家族や親戚には夏の贈り物を考える方も多いと思います。でも、海外にいる家族には、また少し違うタイミングと届け方があってもいいんじゃないかなと、私は思っています。国際カップルの間でも、記念日以外のふとした日にギフトカードを送り合う、という話をよく耳にするようになりました。
次の一歩は、小さくていい
仕送りの他に、月に一度でも「これは気持ちだよ」というものを送ってみる。それだけで、離れて暮らす家族との距離感が、少しやわらぐ気がします。
大きなことをする必要はなくて、娘が今住んでいる場所で使えるものを、ふと思い立ったときに。そんな小さな習慣を、この夏から始めてみようと思っています。
もし同じように、海外にいる家族に何か届けたいけれど何を選べばいいか迷っている方がいたら、まずは「相手が今どこに住んでいるか」を基準に考えてみてください。それだけで、選ぶものはずいぶんはっきりしてくるはずです。