
アメリカの大学に旅立った息子に、九月、何を送ればいいか迷った話
*公開日: 2026年9月10日*
2026年の秋学期が始まったこの九月、息子はアメリカの大学の寮に引っ越しました。
荷物はスーツケース二つ。あとは現地で買い足すからと、身の回りのものはほとんど持たせませんでした。それでも母親としては、何か送りたくなるものですね。
国際郵便で日本のお菓子を詰めて送ろうかとも思いました。けれど調べてみると、届くまで二週間以上。関税もかかるかもしれない。せっかく送っても、開けたときには賞味期限が近いなんてこともあるそうです。
そういえば、去年友人が同じことで悩んでいました。「重い荷物を送るより、向こうで使えるものの方が喜ばれるよ」と言われて、私もその言葉がずっと頭に残っていました。
「送る」より「向こうで使える」を考える

離れて暮らす家族に何かを贈るとき、私たちはつい「日本らしいもの」を選びがちです。抹茶のお菓子とか、和柄の小物とか。気持ちはとても素敵だと思います。
でも受け取る側の生活を想像してみると、少し違う景色が見えてきます。
寮の部屋は狭いし、荷物は最小限にしたい年頃。それより、キャンパスの近くのカフェで一息つけたり、教科書代の足しになったりするものの方が、実は日常に馴染むのかもしれません。
大切なのは、送る側の「日本から」という気持ちと、受け取る側が実際に「使える」ことが、ちゃんと噛み合っているかどうかだと思うんです。アメリカで暮らす息子には、アメリカで使えるものを。当たり前のようで、意外と忘れがちな視点でした。
ギフトカードという選択肢に出会った
そんなときに知ったのが、海外にいる家族宛てにギフトカードを送るという方法です。
現地で使えるお店のギフトカードなら、届いた瞬間から生活の中で使ってもらえます。荷物にもならないし、賞味期限を気にする必要もありません。
海外向けにギフトカードを送れるサービスの一つに、ソーダギフトというものもあります。オンラインで手続きが完結するので、国際郵便のように何週間も待つ必要がないのも、忙しい新学期にはありがたいところでした。

もちろん、こういったサービスはいくつもあると思います。大事なのは、送りたい相手が実際に暮らしている国で使える形を選ぶこと。アメリカにいるなら、アメリカで使えるもの。オーストラリアにいるなら、そちらで使えるもの。当たり前のことですが、これを間違えると、せっかくの贈り物が「使えないもの」になってしまいます。
金額より、添える一言のほうが残る
私が今回学んだのは、ギフトカードそのものよりも、それに添える言葉のほうが、実はずっと記憶に残るということでした。
「新しい生活、頑張ってね」だけでもいい。「無理しないでね」でもいい。金額の大小よりも、送るタイミングと、そこに込めた一言のほうが、受け取った側の心には長く残るような気がします。
息子には結局、短いメッセージと一緒にギフトカードを送りました。返ってきたのは「ありがとう、助かる」という短い返信でしたが、それだけで十分でした。
次の小さな一歩
新学期が始まったこの時期、同じように海外の家族を思い浮かべている方も多いのではないでしょうか。
何を送るか迷ったら、まずは「相手がどこで、どんな生活をしているか」を思い出してみるところから始めてみてください。
大きな贈り物である必要はありません。今日のうちに、短いメッセージを送るだけでもいい。九月の慌ただしさの中で、そんな小さな一歩が、遠く離れた家族との距離を少しだけ縮めてくれる気がしています。