
海外にいる家族へプレゼントを贈るなら、フィリピンに学んで9月から準備を
*公開日: 2026年9月1日*
8月も、もうすぐ終わりですね。
先週、フィリピン出身の彼と電話していたら、ふと彼がこう言ったんです。
「明日から、もうクリスマスシーズンだよ」
え、まだ8月なのに?と聞き返した私に、彼は笑いながら教えてくれました。フィリピンでは9月から12月まで、月の名前に「ber」がつく4か月間のことを「Ber Months(バー・マンス)」と呼ぶのだそうです。そして、その9月1日から、街中がクリスマスモードに切り替わるのだと。
世界でいちばん長いクリスマスシーズン、なんだそうです。
日本で暮らしていると、クリスマスの空気って12月に入ってからじゃないと感じませんよね。イルミネーションも、ケーキの予約案内も、だいたい11月の終わりくらいから。だから「9月からクリスマス」と聞いたとき、正直ちょっと面白くて、少しうらやましくもなりました。2026年も残り4か月というところで、こんな話を聞くと、時間の流れ方まで違って見えてきます。
なぜ9月からクリスマスなのか

彼から聞いた話や、彼のお母さんから教わったことをまとめると、フィリピンは人口の8割以上がカトリック教徒で、クリスマスがとても大切な家族の行事なのだそうです。
そして、遠く離れて働く家族への想いも、この習慣には深く関わっているように感じました。フィリピンには海外で働く家族(OFWと呼ばれる人たち)がとても多く、クリスマスに合わせて一時帰国したり、仕送りを増やしたりする文化があるのだと聞きました。だからこそ準備の期間を長くとって、少しずつ心の準備も、お金の準備もしていく。そんな知恵なのかもしれません。
4か月かけてクリスマスに向かうというのは、慌ただしい師走を過ごしがちな私たちからすると、なんだかとても豊かな時間の使い方に思えます。
「早すぎる」が、実はちょうどいい
私自身、去年の年末は正直バタバタでした。12月に入ってから「そういえば今年は何を贈ろう」と考え始めて、結局いつも似たようなものを選んでしまう。時差もあるし、配送にも時間がかかるし、気づけば直前になっている。そんな経験、ありませんか。
でも彼の家族の話を聞いて、思ったんです。9月から少しずつ考え始めれば、焦らずに済むんだなと。
海外に住む家族やパートナーへの贈り物は、日本国内で完結する贈り物とは少し勝手が違います。届くまでの日数も読みにくいですし、相手の国で本当に使えるものかどうかも、案外見落としがちです。海外ギフトカードの送り方に慣れていない方ほど、直前になって「どうしよう」と焦ってしまうように感じます。
だからこそ、この「Ber Months」の考え方は、フィリピンに限らず、遠くにいる誰かのことを想う私たちにとっても、ヒントになる気がしています。早めに、少しずつ。
海外にいる家族へのプレゼント、何を選べばいいか
海外にいる家族にプレゼントを贈ろうとするとき、よく聞くのが「結局、何を贈ればいいのかわからない」という悩みです。

現地で買えないものを日本から送ろうとすると、関税や配送日数の壁にぶつかることも多いですよね。逆に、相手が実際に住んでいる国で使えるものを選ぶと、届いてすぐに、その人の暮らしの中で使ってもらえます。
アメリカに住む家族やパートナーへ
たとえばアメリカにギフトカードを送るなら、相手が普段使っているお店やサービスに合わせて、アメリカで使えるものを選ぶのが一番自然です。日本で使っているカードをそのまま送ってしまうと、相手の国では使えないこともあるので、住んでいる国のものを選ぶという当たり前のところで、案外つまずく方も多いようです。
留学中のお子さんへの仕送りとして
留学生のお子さんに仕送りをしている方の中には、生活費と一緒に、ちょっとした息抜きになるようなギフトカードを添える方もいます。現地で使えるものなら、届いてすぐに好きなお店で使ってもらえますし、仕送りにひと言メッセージを添えるだけで、いつもの送金が少し温かいものになります。
国際カップルの記念日に
国際カップルのプレゼントも同じです。誕生日や記念日に、相手の国で使えるギフトカードを贈ると、距離があっても「ちゃんと考えて選んでくれた」という気持ちが伝わりやすいように思います。
海外に住む家族への送金やギフトのサービスの一つに、ソーダギフトのようなものもあります。国をまたいで気持ちを届けたいとき、こうした選択肢を知っておくと、いざというときに慌てずに済むかもしれません。
おわりに
9月1日から始まるフィリピンのBer Months。彼の家族はきっと今年も、9月に入った頃から少しずつ、クリスマスの準備を始めていくのだと思います。
私も明日を境に、遠くにいる大切な人のことを、少し早めに考えてみようと思います。何を贈るか、いつ届けるか。焦らず、ゆっくりと。
もし今、海外に家族やパートナーがいる方がいたら、今日はまだ何も決めなくて大丈夫です。ただ、「そろそろ考えてみようかな」と、心のカレンダーに小さく印をつけておくだけでも、きっと十分だと思います。