海外赴任中の夫の誕生日、日本から祝うために私がしたこと

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海外赴任中の夫の誕生日に、アメリカへギフトカードを送ってみた話

*公開日: 2026年9月17日*
2026年も、もう9月ですね。
夏の疲れがすこし抜けて、秋の気配を感じるこの時期になると、私はいつも同じことを思い出します。
去年のいま頃、夫がアメリカに単身赴任することになって、はじめて誕生日を離れて迎えた年のことです。
結婚してから毎年、誕生日にはケーキを買って、ちょっとしたプレゼントを渡して。 それが当たり前だと思っていたのに、急にそれができなくなる。
そのときになってはじめて、「海外にいる家族にプレゼントをどう届けるか」という問題の大きさに気づいたんですよね。 今日はその話をしようと思います。

「物を送る」だけが、贈り方ではない

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最初に考えたのは、やっぱり「何か物を送ろう」ということでした。 夫が好きなお菓子とか、日本の本とか。
けれど調べてみると、国際便はどうしても日数がかかります。 誕生日の1週間前に発送しても、間に合わないことがある。 関税の手続きで止まってしまうこともあるし、割れ物や生ものは論外です。
そして何より、単身赴任先のアパートは荷物を置くスペースが限られている。 「物を増やす贈り物」が、必ずしも喜ばれるとは限らないんだな、と気づかされました。
そこで視野に入ってきたのが、デジタルで贈れるギフト、いわゆるオンラインのギフトカードでした。 形のあるものを送るのではなく、向こうで「好きなものに使ってもらう」という発想です。
これがいわゆる、海外ギフトカードの送り方のひとつなんだと、そのとき初めて実感しました。

アメリカにギフトカードを送るなら、まず「使える国」を確認する

ここで私が最初につまずいたのが、このポイントでした。
日本のオンラインストアで使えるギフト券を、よかれと思って買ってしまったんです。 けれど当然ながら、アメリカに住んでいる夫はそれを使えませんでした。
「次に帰国したときに使えばいいか」なんて自分に言い聞かせましたが、結局それは、ちょっと苦しい言い訳だったなと今は思います。
贈り物って、相手がいま暮らしている場所で、いま使えることに意味があるんですよね。 帰国を待たせるものではなく。
それに気づいてからは、アメリカにギフトカードを送るときは必ず、相手の国で使えるブランドかどうかを最初に確認するようにしています。 当たり前のようでいて、離れて暮らしていると案外見落としがちなポイントだと思います。

時差との付き合い方

もうひとつ、単身赴任してから学んだのが、時差の存在感でした。
日本の夜が、向こうの朝だったりする。 日本時間の夜に送ると、向こうではまだ前日、ということもあります。
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私はいつも、日本時間の午前中——向こうの夜——に、少し早めにメッセージとギフトを送るようにしています。 そうすると、向こうの誕生日当日の朝に、ちょうど届いている感じになる。
こういう小さな調整が、「ちゃんと考えて贈ってくれた」という気持ちにつながるものだなと感じています。

デジタルギフトが、思っていたより悪くなかった理由

正直に言うと、最初はデジタルのギフトカードに少し抵抗がありました。 「味気ないんじゃないか」「手抜きに見えないか」って。
でも実際に贈ってみると、そうでもなかったんですよね。
すぐに届くというのは、思っている以上に大きな安心材料です。 発送ミスも、届かないという不安もない。 そして受け取る側も、自分の好きなタイミングで、好きなものに使える。
夫は「これで欲しかったコーヒー豆を買ったよ」と、写真付きで送ってきてくれました。 その一言が、案外うれしかったんです。 「ちゃんと使ってもらえた」という実感があったから。
海外にいる家族へ気持ちを届ける手段として、送金サービスやデジタルギフトを使う人は、いま実はけっこう多いようです。 そうしたサービスの一つに、ソーダギフトのようなものがあるのも知りました。 選択肢が増えたこと自体、離れて暮らす家族にとってはありがたいことだなと思います。

離れていても、誕生日を「その日」に祝える

単身赴任という状況は、正直なところ寂しいものです。 毎年当たり前だったことが、当たり前じゃなくなる。
けれど、その中でも「誕生日を、その日のうちに、ちゃんと祝えた」という実感は、思っていたより私たちを支えてくれました。
物を贈れないなら、贈れる形を探せばいい。 時差があるなら、その分早めに動けばいい。 相手の暮らす国で使えるものを選べばいい。
そうやってひとつずつ工夫していくうちに、離れていることへの寂しさが、少しだけ軽くなった気がします。
もし今、海外で暮らす家族やパートナーの誕生日が近い方がいたら。 まずは、相手が「いまどこに住んでいて、何が使えるか」を思い浮かべることから、始めてみてください。
きっと、そこから贈り方は自然と見えてくると思います。